まずはこれを見てほしい。
これは米国Realbotix社のAI搭載セックスロボット「RealDoll X」シリーズ。
こちらは、ラブドールも手がける中国EXDOLL社が手がけているAI搭載ロボット(非セックスロボット)
海外では、2017年秋頃からセックスロボットに注目が集まり、2018年は、AIで人と会話するセックスロボットが販売されたセックスロボット元年と呼ばれている。
「ただのシリコンのドールでしょ?」「いや、話せるって言ってもAIでしょ?」
進化するテクノロジーとともに高度なコミュニケーションを手に入れはじめたセックスロボットを目の当たりにしても、彼女たちを”単なるセックスドール”だと言えるのか。
9月7日(金)〜9月9日(日)、ニコ生で「セックスロボット特集」が放送される。
同特集では、中国最大のラブドール工場の定点ドキュメンタリーや、米国で制作されているAI搭載ラブドール「ハーモニー」と初老の男性との性愛ドキュメンタリー「セックスロボットがやってくる」を放送。
中国最大のラブドール工場/EXDOLL社 ©niconico
AI搭載セックスロボット「ハーモニー」と初老のラブドール愛好家「ジェームズ」/「セックスロボットがやってくる」より
© Raw TV Ltd.
© Raw TV Ltd.
© Raw TV Ltd.
その他、AV監督 二村ヒトシ氏、作家・社会学者 鈴木涼美氏、批評家 杉田俊介氏らが「非モテ」の苦しみや痛みをロボットとのセックスは救うことができるかも語り合うという。
なぜ、今この特集を放送するのか?同番組プロデューサーの平田まり氏はこう語る。
「海外ではセックスロボットの発売もあり、倫理的・社会学的側面でセックスロボットに対する議論が活発に行われていますが、日本ではまだ議論が起きていません。その議論のきっかけになればと思い企画しました。
この企画は、『ロボットは意識を持つか?』というロボット視点ではなく、siriやスマートスピーカーなどの登場で、パーソナル空間でのAIとの対話に慣れはじめた人間側の意識の変化に注目しています。
AIロボットが『性愛』という最も親密で生物的な領域に侵食してきたとき、どこまで人間同士の関係を変質させるか?無機物であっても容易に感情移入をして愛着を持つことができる人間ですから、『対話』をしてくれるロボットが相手になったら、『心が通っている』感覚に陥り、愛さずにはいられないんじゃないか?そんな『人間側のAIロボットへの意識』と 『AI時代における性愛と人間関係』について番組を通じて問いかけたいです」
そう遠くない未来、日本でも発売されるであろうAI搭載セックスロボット。私たちは、彼女たちをどう迎え入れるのか。これから訪れるかもしれない性愛の変化を、一足先に味わってみてもいいのかもしれない。
番組概要:
【セックスロボット元年】ラブドールが愛をささやく日 ~あなたはそれでも彼女を愛さずにいられますか?~
・9月7日(金)22時〜
「ラブドールが生まれる日 ー中国ラブドール工場から定点ドキュメントー」
http://live.nicovideo.jp/gate/lv315333136
ラブドールが命を宿す瞬間とは? ただのシリコンが、様々な工程の加工を経て、 ラブドールとして完成するまで、 中国最大のラブドール工場の定点ドキュメント。
・ 9月8日(土)22時〜
【最先端&未来のラブドールは?】中国最大ラブドール工場潜入・解説レポート
http://live.nicovideo.jp/gate/lv315333616
最先端のラブドールはどのぐらいスゴイ? 未来のラブドールはどうなる?! 中国最大のラブドール製造工場へ潜入し、ラブドールの最先端と未来の展望を紹介
・ 9月9日(日)21時~
ドキュメンタリー『セックスロボットがやってくる』
http://live.nicovideo.jp/gate/lv315339497
AI搭載ラブドールを制作する米企業の 開発現場とラブドール愛好家を追ったドキュメンタリー。 セックスロボット「ハーモニー」と初老のラブドール愛好家「ジェームズ」。
しゃべらないラブドールを愛してきたジェームズが、 愛をささやくセックスロボットに心は動くのか? AI時代の性愛について考えさせる作品です。
・ 9月9日(日)22時~
セックスロボットは非モテを救う?二村ヒトシ×鈴木涼美×杉田俊介の性愛と承認をめぐるレッスン
http://live.nicovideo.jp/gate/lv315327000
「非モテ」であることの苦しみや痛みは、 ロボットとのセックスによって救われるのか?
AV監督 二村ヒトシ、元AV女優の社会学者 鈴木涼美、そしてかつて「非モテ」に苦しんだ批評家 杉田俊介が、 AI時代の性愛との向き合い方を考えます。