世界が、先に驚いた。 日本の粋ー春画トークショー開催
9月より東京・目白の永青文庫で開催中の『春画展』。日本初開催ということもあり大きな反響をよんでいますが、そんな春画の粋な楽しみ方を紹介するイベントが10月5日(月)に代官山蔦屋書店で開催されるとのこと。
出演者は、春画展の開催にも尽力した浦上満(美術商)と、著述家である湯山玲子、美術ジャーナリストの藤原えりみ。
春画は、江戸時代には”笑い絵”とも呼ばれ、性描写と笑いがユーモアを交えながら描かれていたといいます。
その巧みな描写と鮮やかさは、芸術性の高い浮世絵として世界から高い評価を得ており、2013年から2014年にかけて大英博物館で開催された「春画 日本美術の性とたのしみ」は大反響だったそうです。
トークイベント当日は「春画の楽しみかた」を歴史的、学術的な点からは勿論、現代の感覚から捉えた視点や西洋美術の観点からなど、縦横無尽に展開するとのこと。
まだ春画展をご覧になってない方は予習として、すでにご覧になったかたも復習として足を運んでみてはいかがでしょうか?
世界が、先に驚いた。 日本の粋ー春画トークショー | 代官山DAIKANYAMA T-SITE
【開催概要】
会期:2015年10月5日(月)
会場:蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース
開館時間:19:00~20:30
企画制作:代官山 蔦屋書店/浦上蒼穹堂/美術出版社
企画協力:典雅
お問い合わせ:03-3770-2525
【参加方法】
春画フェア展開商品またはイベント参加券のご購入にて整理券を配布
【対象商品】
①美術手帖10月号 春画特集 1,728円(税込)
②Tenga社製 iroha 7,344円(税込)
③そのほか春画フェア展開商品
④トークショー参加券 1,200円(税込)
【定員】
70名
【ご注意事項】
18歳以上のお客様のみ
【プロフィール】
浦上 満(うらがみ・みつる)
1951年生まれ。大学卒業後、古美術界の老舗で5年間修行。1979年独立して日本橋に東洋古陶磁を専門とする浦上蒼穹堂を創業。国公立美術館にも納品 多数。学生時代より「北斎 漫画」を蒐集し現在、質・量ともに世界一のコレクションといわれている。2015年永青文庫春画展開催にも尽力。
湯山玲子(ゆやま・れいこ)
著述家、日本大学藝術学部文藝学科非常勤講師。(有)ホウ71取締役。
著書に『クラブカルチャー!』(毎日新聞社)、『女ひとり寿司』(幻冬舎文庫)、『女装する女』(新潮新書)、『四十路越え!』(ワニブックス)、『ビッ チの触り方』(飛鳥新社)、上野千鶴子との対談本『快楽上等! 3.11以降を生きる』(幻冬舎)、『ベルばら手帖』(マガジンハウス)など。
クラシック音楽イベント『爆クラ』、自ら寿司を握るパフォーマンス『美人寿司』主宰。
さまざまな世代向けの女性誌に連載多数。
藤原 えりみ(ふじわら・えりみ)
美術ジャーナリスト。東京芸術大学大学院美術研究科修了(専攻/美学)。女子美術大学・國學院大学非常勤講師。著書『西洋絵画のひみつ』(朝日出版社)。 共著に『西洋美術館』『週刊美術館』(小学館)、『現代アート事典』『ヌードの美術史』(美術出版社)。訳書に、C・グルー『都市空間の芸術』(鹿島出版 会)、M・ケンプ『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(大月書店)、C・フリーランド『でも、これがアートなの?』(ブリュッケ)など。