そろそろ話し合いませんか?ベッドの上の悲劇について

グラビア女優・石川優実×自撮り熟女・マキエマキ。さて、相手にどう伝える?
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彼とのセックスが気持ちよくない…。なんでわかってくれないんだろ。いや、別に潮吹きしたいわけじゃ…だからそこ痛いんだってば。

ベッドの上で裸になれている男女なのに、どうもうまくいかない。いや、もしかすると男性は気づいていないかもしれない。この惨状に…。

6月30日(土)に東京・初台で開催される男女でエロスを楽しむイベント「TOKYO SEXY ADVANCE」に出演するグラビア女優・石川優実さんと、昭和エロなヌードを自撮りする、カメラマン・マキエマキさんに、男女がより良いセックスをするための方法を聞いた。

服を脱ぐか、脱がされているか。

ーーー お二人とも肌を見せる活動をされていますが、対称的とも言える活動ですよね。

石川優実(以下、石川):私は高校生の時にスカウトされたのがきっかけでした。学校でも可愛い女の子が多くて、私は自分に自信がなくて。でもグラビアをすれば、私も可愛いと認められるんじゃないかと思ってはじめました。

ーーー コンプレックスが理由だったんですね。

石川:はい。でも全然ダメでしたね。認めてもらいたいだけでスタートしたので、周りの意見に合わせるしかなかった。結果、男性に消費され、どんどんしんどくなって。

ただ、4年前に「女の穴」という映画で初めて自分の意思で服を脱ぎ、ヌード写真集を出したら変わっていきました。自ら服を脱ぐのはカッコいいと思えた。自分の意思で服を脱ぐか、自分が望まない形で露出されるかは全く違います。

s__40370229提供:石川優実

ーーー マキエさんはプロカメラマンとして活動する傍ら「自撮り熟女」の活動をはじめられた。

マキエマキ(以下、マキエ):そうですね。50歳になる頃、SNSにセーラー服姿で自撮り写真を投稿したのがきっかけです。変なおばさんだと笑われても、女性としての自分を残したいと思ってホタテ水着やヌードで自撮りしています。

36233295_560323627695639_5137139872267501568_n提供:マキエマキ
マキエマキさんの以前のインタビュー「閉経が怖かった。52歳、自撮り熟女のヌードが賞賛されるワケ」はコチラ

 

女性という幻想を持つ男に媚びるな

ーーー 肌を出す仕事をしたり、エロについて発信すると「やらせてもらえる」と不快な対応をしてくる男性もいませんか?どうすれば男性に理解してもらえるのか…。

石川:#Metooの記事を投稿した後に、「だって服脱いでるじゃん」と言われたりもしましたね。大事な部分を出す出さないじゃなく、自分の意思で出しているかどうかです。そこを履き違えて捉えられるのはすごく嫌だし、辛かったです。

言葉や態度のニュアンスによっても受け手の感覚は異なりますが、私は、その場で嫌なものは嫌というようにしています。以前は男性が受け入れやすいよう優しく伝えていましたが、その結果が今。

女性も男性を甘やかしすぎたんだと思います。ここ半年で、嫌なことを嫌だと言うのはわがままじゃないと気づきました。仕事だから仕方ないと思っていましたが、そうじゃない。

マキエ:ありますね。知らない男性からSNSでチンコ画像が送られてきたり。悪気なくそういう事をしているのが一番の罪。わかりあえる方法…そういう男性は死ななきゃわかんないですよ。

ーーー 一刀両断ですね

マキエ:だから、女性は媚びないこと。こういう活動をしていると、男性に媚びるとモノが売れ、展示の来場者数が増えることもあります。だけど、媚びてお金を払ってくれる人は来なくてもいいと自分で線引きをすることが大事です。

以前はSNSで、どんな人にも全部返信していましたが、今はエロい変なコメントをつけてくる人は即ブロックしています。時間や交通費を使ってリアルで会場に来てくれる人とSNSで絡んでくる人とは線引きをした方がいい。

石川:言わないと、向こうも気づかない。きちんと言うことで、同じ意見を持つ女性も共感してくれるようになりました。

ーーー グラビアなど男性に見られる仕事においては、男性が持つ女性への幻想を具現化している部分も多いですよね。

石川:そうですね。私は、当時お菓子系アイドルと呼ばれる可愛らしい格好をしていたので、今の私のような態度だとかなり批判が来ますね(笑)

私、スロットやパチンコが好きで、18歳からスロットをしていましたが、そういう格好しているのにスロットとか言わないでとか。でも全く関係ない。男性の妄想を押し付けないで欲しい。

マキエ:男性の妄想って強い。そして、そういう人たちは無神経なので平気で絡んできますよね。

石川:もちろん、まともな男性も多いんですけどね。絡んでくる人は「ほら?お前はこう言って欲しいんでしょ」と思っている人が多いですよね。

マキエ:そうなんですよね。結局、セックスと同じでコミュニケーションが取れているかどうかにつきますよね。コミュニケーションになってないですからね。

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セックスに全て象徴される。とりあえず潮吹き勘違いすんなよ。

ーーー お二人はセックスでどのようなコミュニケーションとっていますか?

石川:相手とは普段からお酒を飲みながらでも、セックスだとこういうのが好きで、こういうのは嫌だという話をするようにしているので、セックス中に伝える必要があまりないし、嫌な思いをすることもないですね。

マキエ:私も旦那と普段からそういう話をしています。今日の夕食はシャケ定食でお願いくらいの感じで。でも、元旦那とはそれが言えず別れましたね(笑)

ーーー え、セックスのミスマッチが離婚の原因に?

マキエ:というよりは、セックスに相手のパーソナリティが象徴されます。相手の好みを聞き入れない自己中プレイもそう。そういう人って、自分が悩んで話を聞いて欲しい時も聞いてくれない。それで離婚する。お互いに相手を知ろうとしているかどうかです。

石川:共感能力ですよね。いきなり「やらせろ」と言ってくる人も多いけど、それってコミュニケーションじゃない。あと、AVを本気で教科書にしている男性にもびっくりします。ただでさえ女性は一人一人違うのに、それを参考にしないでと思う。

マキエ:こうしたら喘ぐんだろ?みたいなね。これは言いたい。潮吹きゃいいって訳じゃない!潮吹きとエクスタシーは違うからな!!!!!と。

石川:そもそも女性を逝かせてやろうとする考えが嫌です。逝かなくても大丈夫ですし。AVを参考にするなら、せめて女性用のAVを参考にしてほしい。女性向けを観ればセックスはコミュニケーションだと思ってもらえると思います。

 

プライドを捨てよ。セックスは心も裸になれ。

ーーー じゃあ、男性がセックス中にどこが気持ちいいか聞いてくるのはどうですか?男性のプライド的に女性には聞けないと思っている人もいるようです

マキエ:相手にもよりますが、プレイの一環として聞いて、女性の気持ち良い所を引き出してくれると良いですね。でも、そうじゃなく言われると、いいからお前逝っとけよとは思いますね。

石川:そもそも男性のプライドっていらないですよね。社会的にも男性らしくあれというプレッシャーの中で生活している部分もあると思うので、かわいそうといえばかわいそうですが。

マキエ:プライドはいらない。セックス中は体だけじゃなく気持ちも裸になってほしい。

ーーー 彼氏のセックスが本当は気持ちよくないと悩む女性も多いようですが、お二人はセックス中に演技をしたりします?

マキエ:セックスを早く終わらせたい時の演技ありますね。

石川:自分が負担にならないなら演技をしてもいいと思います。ただ、演技自体が負担になるなら、やり方を変えたほうがいい。

気持ちよくないのに気持ちいいふりをしてセックスが嫌になる人もいる。でも、それを単に男性のセックス下手のせいにするのはちょっと違いますよね。

ーーー 彼の問題じゃなく二人の問題。私はど直球に言ってしまいますが、どう伝えるのがいいんですかね。

石川:演技をするにしても、自分が気持ちいいところでちょっと大げさに演技して、気持ちよくないところを愛撫されている時は反応しないようにするのも一つかな。言葉でいうのはなかなか難しいですよね。

マキエ:「大事な話があります。本当は乳首舐められるの嫌なんです!」と改って言うとね(笑)

石川:それは傷つきますよね。今まで散々舐めさせといて(笑)。仮に直球で言うなら早めがいいですね。

マキエ:やっぱり普段から畏まらず、そういう会話ができているかが大事かもしれない。

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自分を愛でる努力をする。自分の好きに向き合う。

ーーー 二人がより良いセックスをするためには、男性だけでなく女性も努力が必要。女性自身がセックスを楽しむにはどうすればいいでしょう?

石川:オナニーをしたことがない女性や逝ったことがない女性も多い。無理強いはしませんが、興味がある人はオナニーを試して欲しい。

自分が気持ちいい場所を把握できるようになります。把握できれば伝えることもできます。

マキエ:体も気持ちも解放して欲してみたらいいと思います。自分と向き合い、もっと自分を可愛がる努力をする。食べ物、着るもの、時間の過ごし方もそう。

石川:セックスに限らず、普段から自分と向き合い、水ならこの水がいいとか、自分の好きをちゃんと把握する。意識するだけでだいぶ違います。きっと頑張りすぎな人に限って自分を大切にできていない。

マキエ:そうですね。他人に対して頑張るんじゃなく、自分に対して頑張って欲しい。人から見られる評判を考えているとセックスは楽しめない。

他人はそんなにあなたを見ていない。三段バラ見られたらどうしようとか、そこじゃない!

石川:ちょっと視点を変えるだけですよね。私は両方体験しました。人から見られて辛かった時期と変われた時。何かを頑張った訳じゃなくて、無理するのをやめました。

マキエ:あと、根本的にやらしいことは悪いことじゃない。古典やクラシック、絵画は全部エロで成り立っている。エロ=悪じゃない。エロはむしろ教養が高くないと楽しめないですよ!

ーーー 体の変化もそうですが、経験と年月を経て気づくことも多いですよね。

マキエ:そうですね。私は、閉経してからオーガズムをより深く感じるようになりましたからね。

石川:え!そうなんですか。それで言うと、私も30歳になって中で逝けるようになりました。これ最近一番嬉しかったことです。

でも、一人でする時は中だと疲れるので、外逝きでさっと終わらせます。でも、相手がいる時は中逝きの方が幸福感を得られるんだと最近知りました。

マキエ:わかります。一人の時はカップ麺でいいやって感じですよ。ここで豚骨ラーメン食っちゃうとあとが辛いなーっていう感覚ですよね。

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ーーー (笑)自分と向き合うと楽しい発見も増えますね。最後にイベントで伝えたいことを。

石川:女の子には、素直にエロを楽しんでもらえるようになってほしい。男性には、絶対に女の子を傷つけないようにしてほしい。男女が本当の意味で仲良くなって、エロへのイメージも下品で隠すべきイメージから変えていきたい。

マキエ:エロは辛いものじゃなくて、楽しいもの。そして、コミュニケーションだと感じて欲しい。あとは、肌の露出や性にまつわる活動をしている女にはこんな事やっていいんだろと思っている男性に、コミュニケーションを学んでくれと伝えたいです。

 

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【イベント概要】
・TOKYO SEXY ADVANCE
・開催日時:2018年6月30日(土)15時〜20時
・場所:玉井病院スタジオ
東京都渋谷区本町1-4-1 京王新線「初台駅」
・公式サイト:http://tokyosexyadvance.x0.com/index.html
*一部、アダルトコンテンツは18歳未満は入場禁止となります。