美人カメラマンが魅せられた女の“裸” 「私は一生ヌードになり続けて生きます。」

女性のヌードを撮影しつづける美人カメラマンJellyさん。彼女の撮影する女性の体は、なんだか愛らしい。そんなJellyの頭の中を覗きにいってみました。
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みなさん、こんにちはiraizaです。外はすっかり秋模様。

ということで、今回の「性とアート」では、芸術の秋を満喫すべく、10月28日(水)から開催中の写真展「Love to Eros」の主催者でもある女性カメラマンJellyさんにお話をきいてきました。

もともと自身もヌードモデルを務めていた経験があるというJellyさん。彼女が撮る女性の裸はなぜか愛らしい。そんな写真に込められた想いをはじめ、多 くの裸をみてきたJellyさんが思う女性の魅力について教えていただきました。それではJellyさんを覗いてみましょう。

Jellyさん。きれいです。

女性の体は生き方で大きく変化する。同じ瞬間がないからこそ、「今」撮りたい対象なんです。

―――Jellyさんが写真をはじめたきっかけを教えて下さい。

東北の震災の後、瓦礫の中をひたすら大切な人のせめてもの姿である写真を探す人々を見て記録を残す意味を感じて、カメラを持ったのがきっかけです。

もともとは写真を撮る側の人間ではなかったんです。私自身、10代の終わり頃に、写る側の人間としてカメラの前に立っていました。でも当時は、メディアの 求めている物と自分が”こうでありたい”という物に違いがあり、だんだんと写る事があまり楽しく感じられなくなっていました。

なので、今は人が持つ、そのままの魅力を撮りたいと思っています。きっと、自分自身が華やかかもしれないけれど違和感を感じながら写っていた偽りの世界を知っているからかもしれません。

―――元々はモデルをされていたんですね。だいぶ大きな転換ですよね。

私は、カメラを持ったときには30歳を超えていたし、子供もいたので半端にはできなかったんですよね。生活があるので、写真学校とか、弟子入りして収入をなくすわけにはいかなかったんです。だからカメラを持つなら、きちんと写真でお金を稼ぐしかないなと思いました。

他にも働くすべはあったのですが、30歳をすぎて、人生のうちに働けるのは残り半分かと思うと、自分が好きなことがあるなら、好きなことを仕事にしていきたいなと思ったんです。

だから、35歳までに展示ができなかったら、仕事でやっていくセンスがないってことだからカメラは趣味にしようと思ってやりはじめました。結果、台湾で展示をすることができたので今はカメラの仕事を続けています。

―――なるほど。そういえば、Jellyさんの作品は女性のヌード写真が多いですが、女性の裸を撮る理由はなにかあるのでしょうか?

率直に言うと女性が好きだからです。あ、男性も好きですよ。

私は、物心付いたばかりの4歳の頃、近所の女の子と裸を見せ合ったり、その子の体と自分の体の違いを観察したりしていました。

今思えばイケない事なのですが、会うたびにパンツを脱がせたりして、お尻を突き出すポーズをさせたりして喜んでました。彼女トラウマになってないといい なぁ。今は、そんなポーズを強要して撮ろうとは思わないですけど、裸が良いなあと思うのは、服を着ている時の動作よりも脱いでいる時の方が自然で女性らし い曲線がそのまま出てて好きなんです。

よく女性は体系のことを気にしていますが、もしお腹かぽちゃとしていても、二の腕がぷにっとしていてもそれはそれが今の姿だから、今のそのままの姿を愛せる、撮影できる事って素敵だなぁ、って思うんです。

愛らしさがあふれ出てる。

―――女性のヌードを撮影し続けているJellyさんが思う女性の体の魅力ってどういうところでしょうか?

やはり男性と大きく違うのは肉体の柔らかさ、肌のキメ細さ、温度感ですね。男性ヌードは、ほんとうに興味がなくて撮らないのですが、なぜ撮らないかと考えたら、私は男性的なフォルムが好きではないからかもしれません。

背の高い人もあまり好きじゃないし、マッチョに鍛えている人もそんなに興味ないですし、どちらかというと、ちょっとお肉があるあったかい体に魅力を感じます。

あと女性の体って生き方で大きく変化するんです。同じ瞬間がないからこそ、「今」撮りたい対象なのかもしれないです。

たとえば、1年前は彼氏もいなかった子が翌年には結婚して、その翌年にはお母さんになっていたりするのは、本当によくある話ですよね。たくさんのマタニ ティヌードも撮影していますが、みんなそんな流れで、女性の人生の変化は突然で一瞬です。だからその瞬間を撮影したいんです。

―――Jellyさんの写真って、エロさよりもしなやかさというか、ヌードだけどあまりいやらしさを感じないように思うのですが気を付けている点ってあるんですか?

いや、そこは実は見せ方次第です。なので、えっちに撮る時もあるんですよ、ただ、えっちに撮っている物に関してはネットで公開しにくいんですよね。

なので、しなやかに美しい撮り方をするときもあれば、ちょっとカッコよくだったりワイルドだったり色々アレンジさせてもらう事もありますよ。でも、えっちな気分を持ってない人をえっちに写す事はできないのでその部分は人それぞれですね。

ただ「エロさ」でいうと、私自身は「エロい」よりも、「えっち」な方向で撮るのが好きです。カタカナじゃなくて、ひらがなの「えっち」のような可愛いらしい感じです。多分、
昔から「エロい顔」と言われ続けてきている私として「えっち」な可愛らしさに憧れがあるからかもしれません。

撮影中のJellyさん。かっこいい。(撮影:常盤響さん)

―――これまでの撮影で印象に残った撮影ってありますか?

毎回すごいエネルギーを裸からもらっているので1番は決められないです。どの撮影も大切な物です。

ただ、今回のLove to Erosの撮影で、もう3年近く撮影し続けているikoiちゃんのふるさとに行って撮影をしてきたんです。ご実家の居間に、ご両親がとっても大切にしてい るikoiちゃんの子供の頃の写真がたくさん飾ってあったんですが、私はそれを見たことで、彼女をえっちに撮ることができなくなってしまうというダメな展開に陥りました。

最終的には、彼女にその後2回の撮影に付き合ってもらい、原点に返り、なんのシチュエーションもない白い空間で撮りました。そこで、気づいたのは、私は撮 影場所や衣装やメイクは関係なくて、ただ、彼女のそのままの「今」が撮りたいだけだったということです。自分の撮りたい物を改めて考えるキッカケになる撮 影でした。

―――自撮りをはじめ多くの人が撮影をしていますが、女の子をかわいく撮るコツがあれば教えてください。

私の場合は、女の子を見ると、表情のクセ、 食べ物を噛むときのクセ、足を組むときのクセ、といったクセが一瞬でわかるので、その子の写りたいイメージを感じて、少し指示したりして撮っています。

なので、まずは女の子を撮影しながら観察してみるのがいいと思います。たとえば、噛んでいる顔の方が筋肉が発達しているので頬の位置が高く目もハッキリして、噛んでいない方が柔らかく甘い印象に写ったりします。

女性らしく写りたいならばXのラインが大事です。ニューハーフのお姉さんが左手を右の首筋に触れたり、反対側を触ったりすると女性っぼいよね、と言っていたので最近よく使っています(笑)

そして、自撮りは最強ですよ。もうなんのアドバイスもいらないと思いますが、自撮りする事によって自分を知ることができるので、メイクや似合う服などもわかるようになります。なので、ドンドン自撮りして欲しいですね。

女性はそのままで美しいって思います。私は一生ヌードになり続けて生きます。

―――最近も話題になっていましたが、「アート」と「卑猥」の境界線ってどこにあると思いますか?“ヌード写真”って境目がすごく難しいかと思うのですが。

それはもう人の感じ方ですよね。そもそも私は自分の写真をアートとは思っていません。ただ、私しか撮れない写真であるという確かな自信があるので、それを見て人がどう感じるかは自由です。定義がどうあれ、見て何か感じてもらえたなら勝ちです。

私自身は写真は説明がなく、タイトルもないくらいが好きなんです。なので、写真に込められた意味は、展示の際に写真家にきいてみるのが一番いいです。アートなのか卑猥なのか分かりますよ。アートと思って観た写真が作家は卑猥を表現していたりもしますよ、きっと。

―――それでは、「Love to Eros」展のお話に。10月28日から開催している本展ですが今回で2回目とのことですが、開催の経緯を教えてください。

前回が初めての開催だったんですが、正直なところ、展示会としては1回開催できたらいいな。くらいに思っていたんです。でも1000人を超える方に来て頂くことができてこの企画展を続けてていく意味を感じました。

来場者の方のアンケートから次への課題などもでてきました。今回は、全員分の展示作品を含めた写真集も販売します。これにもたくさんの想いが詰まっているので、ぜひ観て頂きたいです。

この展示は他のグループ展とは違い、一般募集はせず、主催の私が実際に作品も人柄も知っている作家を誘って実施するグループ展です。個性豊かなメンバーでやっているので、お越しになる方は会場で作家にドンドン話しかけてもらえると嬉しいです。

男性の作家が多いですが、主催が女なので女性が来やすいえっちな写真展になればいいなと思っています。ハロウィンなど楽しい企画も計画中です。

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―――最後に、「たまにはハダカになりたいなあ。」って思っているような、ランドリーガール読者にメッセージなどいただけたら。

私も強くはないです。でも、年を重ねるのが楽しみです。
もう気付いたらアラフォーですが、年だからなぁ~とか若かったらやりたかった、なんて思ったら寂しいので思わない事にして何でもやりたいです。

昔、大病をしました。
死ぬ様な病気になりました。
大切な人を亡くしました。
震災のとき、たくさんたくさん亡くなった人がいました。

もしかしたら死ぬかもしれないから、やりたい事やらなきゃ、って思っています。
プロフォトグラファーになってまだ4年です。まだ見た事ない世界もたくさんあります。撮りたい物もたくさんあります。

欲深いっていいですよ。

女性はそのままで美しいって思います。
私は一生ヌードになり続けて生きます。

 

Jellyさん素敵なメッセージありがとうございました。「今」しかない女性の姿を撮影しつづけているJellyさんだからこそわかる女性の魅力。 「ヌードになり続ける」。外見的なことだけなことではなくて、素(nude)の自分を愛せるか否かが魅力的な女性であり続けるための秘訣なのかもしれませ んね。

Jellyさんのバー「じぇりすじ」で取材をさせていただきました。Jellyさんの人柄に惹かれて多くのカメラマンが集っています。

【「Love to Eros」イベント概要】
開催日程:2015年10月28日(水)〜11月3日(火)
時間:14時〜21時(最終日:12時〜18時)
場所:クリエイションギャラリー日本橋箱崎
東京都中央区日本橋箱崎町27−9 3階

10月28日から開催中のLove to Eros